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CSR REPORT
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2012/10/20

20年後の福島、そして日本のために今、出来ることは (2012.10.20 LFA試乗体験イベント)

東日本大震災から1年7ヶ月が経ちました。

弊社では、物資や金銭面での目に見える支援もとても重要ですが、10年後、20年後の未来を見据えた人づくりの支援も大切なのではないかと考え、「未来を担う子どもたちのために」と企業の雄志が集い、震災にあった県内の工業高校生、大学生、専門学生を招待して10月20日(土)LEXUS LFA試乗体験イベントを開催しました。

今回ご協力を頂いたトヨタ自動車(株)様には、講演の開催、LFA×4台の貸出し、プロドライバーのご協力を頂きました。

ご自身や奥様が同じ福島県の出身という方もいらっしゃり、ぜひお手伝いさせて下さいなど、大変有り難いお声も頂きました。

同じく、曙ブレーキ工業(株)様には、テストコース、ブレーキの仕組みや重要性を伝える移動展示車をお貸し頂きました。曙ブレーキ工業(株)様では、テストコースが甚大な被害に遭い、復旧工事中とのこともあり、12月8日までコースをお借りできないとの事でしたが、今回の趣旨をご理解頂き、全面的にご協力頂けることとなりました。

ただただ子どもたちのために…。震災でのストレスを抱え、様々な思いを抱く子どもたちに夢と希望と勇気を与えたい為に行なった今回のイベント。このイベントに留まらず、弊社では引き続きこのような活動を続けて参りたいと思っておりますが、これをモデルにこのような活動が各地域に広がり、更なる復興へ向かうことを願っています。

 

トヨタ自動車(株) Lexus International 製品企画チーフエンジニア 棚橋晴彦様講演 ~LFA開発の軌跡~

 

いわきワシントンホテル様にてLFAの生みの親、棚橋様よりLFAの開発について貴重なお話を頂きました。
LFAは、今から12年前の2000年「日本が世界に誇れるスーパースポーツを作りたい」という思いから開発された車です。世界に500台、日本で165台しか存在しないモノづくりの最高峰です。LFAの使命は、車がもたらす官能・感動の領域を極限まで追及すると共に、未来を担う子どもたちに、車の素晴らしさを伝えるメッセンジャーになってほしいという思いが込められています。
棚橋様からは、当時の開発秘話から、失敗と挫折を繰り返し、LFAが完成したお話しをお聞きしました。講演会に参加した子どもたちには、ものづくりの魅力と失敗を恐れずチャレンジしていく気持ちの大切さを感じていただけたと思います。

 

 

 

トヨタ自動車(株) Lexus International 製品企画チーフエンジニア 棚橋晴彦様講演 ~LFA開発の軌跡~

 

会場を曙ブレーキ工業(株)様のテストコースへ移し、LFAの試乗体験を行ないました。めったに乗ることの出来ない車に乗れるとあって、子どもたちの表情はとてもキラキラしていました。試乗した子どもたちからは「今まで体験したことのない感覚だった」「一生忘れられない体験をした」「車から出る迫力のサウンドにドキドキした」「この経験を将来へ繋げられるよう活かしたい」「将来、LFAのような車が買える大人になりたい」など、それぞれ感じた思いを仲間たちと共有し合っていました。
併せて、アンチロックブレーキングシステム(ABS)の実験やアイサイトの体験、電気自動車の試乗、ブレーキの仕組みを勉強してもらえるなど、車の危険性・安全性を体験できるコーナーも設け、肌身で感じて頂きました。これからの子どもたちがどう育っていくかは、我々大人たちがどう伝えて後世に繋げていくのかも重要ではないかと思います。